セルフネイルの前に必見!知っておくべき爪の異常や病気のサインとは?

爪も病気になること、知っていますか?

ほかにも、爪は色や形から現在の体調や健康状況を表してくれます。医療機関でも爪の状態はその人の健康状態測る大切な器官です。

今回はセルフネイラーさんに向けて、自分の体を守るために最低限知っておいてほしいよくある爪の症状と原因を解説していきます!

爪の色や形でわかる身近な爪の病気5選

爪には遺伝や生まれつきを含めた先天性の異常後天的な爪の異常があります。状態によっては施術ができない場合もあります。ネイルサロンでは施術者は正しい知識を持ったうえでカウンセリングをして施術に臨まなければなりません。

ここでは、セルフネイラーさんに向けて身近な爪の病気や対応について解説していきます。

主な症状名称
爪が指から浮いて(剥離して)白く見える爪甲剥離症
爪の色が一部変色。主に緑だけど黄色や茶色にも。グリーンネイル
爪が白色や黄色に変色するが、症状により見た目は異なる。
徐々に厚くなってぼろぼろと欠けていくのが特徴
爪白癬(爪水虫)
爪の周りが荒れて、腫れ上がっている状態爪周囲炎
爪表面に横の溝がある爪の横溝
爪表面に縦の溝がある爪の縦筋

爪甲剥離症

爪が土台から離れて浮いている感じがする、、、剥がれてきた、の症状があったら「爪甲剥離症(そうこうはくりしょう)」かも、、、。

原因は、感染症によるものやぶつけたりなどの刺激、身体の疾患によるものなど様々なのでまずは病院へ行って検査を行うことが大切です!

この症状が見られたらジェルの施術は中止をしてください。

ジェルを続ける事によって、悪化することもありますしジェル自体が原因かもしれません。あとは、浮きかけのジェルを無理矢理むしってしまって引き起こしてしまうことも、、、。

「出典:専門医と学ぶ巻き爪・陥入爪治療の相談室 |爪の白い部分が広がる「爪甲剥離症」とは?原因や治療について解説

グリーンネイル

グリーンネイルはジェルをしている人が1番気になる病気ではないでしょうか💦

グリーンネイルとは緑膿菌」という菌に感染している爪のことです。緑色だけでなく黄色く見えたり茶色く見えたりすることも。

緑膿菌は特別な菌ではなく、自然環境のいたるところに存在しています。私たちの皮膚や腸に普通に存在する常在菌です。(出典:All About)

このように身近に潜んでいる緑膿菌が爪に付着したときに、うまく代謝できず菌が繁殖してしまうとグリーンネイルとなってしまうのです。

ジェルが浮いていたりして隙間があると緑膿菌が大好きな環境に、、、。

グリーンネイルの症状が現れたら、ジェルネイルの施術は中止をしてジェルをつけている状態であれば10本全てのオフをします。

人に伝染ることはないのでグリーンネイルがなくなるまでジェルはつけずに様子見でも問題ないですが、再発してしまう事もあるのでなるべく皮膚科を受診することが望ましいです。

症例写真を参考したい方はこちら👉グリーンネイルについて|All About

グリーンにネイルにならないために

グリーンネイルを予防するには、菌の繁殖を防ぐことが重要です。自爪とジェルの隙間を作らないためには根本からの浮きと中浮きも防がなければなりません。

中浮きとは、周りはしっかりついていても中心部分が浮いてしまっている状態。隙間がなくても爪からは水分が蒸発していますので湿気が多く菌が大好きな環境になってしまいます。

少しでも違和感があればまずはオフしてみることが大事です。

あとは、道具を清潔にすること!使った道具は毎回エタノールで消毒をして乾燥してから片付けるにしましょう。

爪白癬(爪水虫)

爪白癬も白癬菌というカビ(真菌)が増殖することによって発症します。爪が厚くなり、ぼろぼろと欠けることが特徴です。

主な感染経路としては、すでに足白癬に罹っている人がそれを放置しているうちに白癬菌が爪へと移り、爪白癬を発症するパターンがほとんどです。(出典:ヒフノコトサイト

この爪白癬も疑わしい症状があればジェルの施術は中止をして医師の診断を。

ボロボロと脆い感じがしてるからジェルで補強、、、なんて絶対NGです!

爪周囲炎

爪周囲炎は、ささくれ(さかむけ)、ふかづめ、陥入爪、マニキュア、爪を噛むくせなどが原因となり、化膿菌が進入して発生します。

日本整形外科学会

荒れているでけではなく、菌によって腫れまで生じている状態です。

この場合もジェルの施術はできません。基本的に爪周辺に赤みや痛み、出血がある場合には施術できないと判断しましょう。

爪の縦筋と横溝

爪の表面にうっすら筋が、、、よくあることだけど体のサインかも。縦筋と横溝で変わってくるので1度チェックをしてみましょう。

横筋

爪の表面に横の溝があったり、波打ったような形状がみられる症状を爪甲横溝といいます。原因としては外的な要因と内的要因に分けられます。

外的な要因としては、爪を作り出す神経細胞(爪母)へのダメージや過度なネイルケア、ドアに挟んだりの衝撃。他にもお客様の中にはマラソンや山登りで足の爪にこの症状が出ている方もいらっしゃいました。

内的要因は、亜鉛不足をはじめとする栄養不足。溝が深いと血管系疾患や糖尿病なども考えられます。一時的なものでなく生えてくる爪も溝が深いようなら1度検査をしましょう。

ジェルについては、溝が浅いようなら観察しつつ施術可能ですが溝が深いようであればジェル施術は中止してください。施術をしたとしても、溝の隙間がグリーンネイルになりやすくなったりと悪い状態へ進んでしまいます。

ジェルで隠すのは絶対NGです!

(参考サイト:なぜ爪がでこぼこに?爪甲横溝の原因と予防方法を解説。爪の横筋や凸凹を改善するコツAthlete salon)

縦筋

爪の表面に縦筋が均等に入っている状態は、一般的に年を重ねるとみられやすい症状です。お肌と同じように廊下とともに水分や油分量が減少。「ジェルネイルは本当に爪を傷める?プロが教える正しい知識で自爪を守ろう」の記事でもお伝えしたとおり、1番上の層は縦方向に繊維が走っているため乾燥とともにその繊維が目立ちやすくなってしまうのです。

とくに病気というわけではないですが、栄養不足が睡眠不足などの体調不良が隠れていることもあるので1度生活習慣を見直してみましょう。手元の保湿を徹底するのもひとつの対策です。

この場合のジェル施術は可能ですが、下準備の際のこの溝を消そうと削ってしまう方がいらっしゃいます。少し削るつもりでも爪はその分薄くなります。2枚爪や根本の浮きを誘発してしまうこともあるので、溝は削らずベースジェルで調節しましょう。

(参考サイト:爪に縦線が入る原因は?医師が教える健康な爪になるケアと予防法|からだいいこと)

気になる症状があれば、セルフネイルは中止をして皮膚科へ

セルフネイルは自分のペースで気軽に始められる事が魅力ですがネイリストのような専門的な知識も経験がないので爪の異変に気づきにくいことも。

「なんか変かも?」と違和感を感じたときには、ネットで検索して終わりにせず皮膚科を受診しましょう。

爪のことで皮膚科を受診することは大げさではありません。

爪の病気には自然治癒するものもあれば、放置してはいけないものもあるので医師に判断してもらうことが重要です。

セルフ派だからこそ、楽しむために「爪の健康」も忘れずに意識しましょう。

付替え時には、自爪をじっくり観察!迷った時は1度お休みをしてそれでも気になるようであれば皮膚科へ相談しましょう◎

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