【初めてのセルフジェルをより簡単に!】知っておきたいジェルネイルの仕組み

プロじゃないんだし、仕組みとかまで知らなくても、、、、と思うかもしれません。

しかし、どのような仕組みでジェルが仕上がっていくかを理解していくことでセルフジェルをよりスムーズに行うことができます。なんとなくもうセルフでジェルをしてるけど実はよくわかってない、、、、という方にもぜひ読んでいただきたいです!

今回は、ジェルができていく工程に沿って仕組みを説明していきます😊

ジェルの硬化とそのためのライト

ジェルの主成分は、光重合性樹脂という物質です。光重合性樹脂の中の光重厚開始剤という成分が特殊な光をあてると硬い素材に変化することを利用してジェルネイルを形成していきます。

UVライトとLEDライト

ジェル上の樹脂を固体にするための光重厚開始剤には2種類あります。

  • 可視光線で固まる(LED対応ジェル)→LEDランプが必要
  • 紫外線で固まる(UV対応ジェル)→UVランプが必要

この2つのライトにはそれぞれ特徴があります。

特徴UVLED
完全硬化時間約2分〜3分約30秒〜1分半
ライト交換必要不要。半永久的に使用可
価格安価
1,000円程度でも購入可能
幅広いが、高機能なライトやプロ用メーカーものは30,000円程度。
セルフネイル向けであれば3,000円〜あり。
硬化熱穏やか爪の状態やジェルの種類によってはかなりの熱を感じる方も
光の当たり方反射する光のため万遍なく硬化
が可能
LEDの光は直進性が強いためサイドのキワなどが当たりづらい。
そのため硬化の際に工夫が必要

ちなみに仕上がりの艶や強度に違いはありません。

LEDとUVの光の進み方

ジェルは光で硬化するので光が爪にしっかりあたっているかがとても重要です。

光の進み方を理解しましょう。

LEDライト

LEDライトには、LEDチップが内蔵されています。

天井のチップの光は下に向かってまっすぐ

ほとんどの商品には反射板がついてる

ただし、LEDの反射光はパワーが弱くなるとされています。鷲爪さんなどの爪の断面が下に向いている方は手のひらを裏返して10秒ほど追い硬化させてあげましょう。

同様に、爪周りのお肉が盛り気味で影でできてしまう方もサイドまでしっかり硬化できていないおそれもあります。その場合は硬化時間を長めに設定して中でコロコロと転がしてあと万遍なく光が当たります。

UVライト

UVライトはLEDライトよりもサイズが大きめ。細長いライトがサイドに1本づつ天井に2本づつ内蔵されています。

LEDと違いUVの光は拡散します。反射した光が弱まることのないため内部全体に内蔵された反射板により万遍なく硬化することが可能となります。

どっちがいいの?

おすすめは、いま主流のLEDライトです。

理由は3つ!

硬化熱について

LEDライト用のジェルはライトに当てて硬化する段階で硬化熱という熱を発します。

自爪自体が薄いと熱を感じやすいという方も。対策はあるのですが、対策をしても稀にどうしても熱を感じやすい方はUVライトを使用してみることをご提案します。

また、両方の性質を兼ね備えた兼用ライトもあります。

ジェルネイルは重ねて作る3層構造

ジェルネイルは基本3層構造。

この基本の3層にジェル層をプラスしていくことで、強度をだしたりアートを施したりしていきます。

ベースジェル

まず1層目の自爪に密着している層。ポリッシュだと、ベースを省いていきなりカラー塗っちゃう、、、なんて話聞きますがジェルでは省いたりできません。必ず塗っていくことになる下地となるジェルです。この時のベースジェルの種類の選定も持ちを左右します。ベールジェルの良し悪しではなく、自分に爪の質に合ってるかがポイントです。

ほかにも、爪表面の凹凸を整えることでカラーの仕上がりをアップする役割も。

爪に凹みがあったり、反り爪さんはこの段階で調節して土台を整えていきます。

カラージェル・アート

いよいよデザインに進みますが、アートによってはカラーの前にアートをのせたり(金箔を仕込んだりするアートなど)もありますが、基本的にはベースジェルのあとにはカラーを塗布。

一般的に売られているジェルは、2度塗りで本来のカラーを発色するように作られていますがあえて1度塗りにする場合は代わりにベースカラーを1層足したりして層を補います。

ここでの注意点は、アートを盛りすぎると仕上がりが分厚くなってしまうということ。負担になり早く取れてしまう原因にもなるので(見た目も美しくない🥲)トップコートでコーティングすることを想定して重ねていきます💡

トップジェル

最後の層のトップジェル。1番の役割は、これまで重ねてきたジェルの層を保護することです。

その他にも、艶だし・フォルム(形)づくり・強度アップ・アートパーツの接着など多くの役割を兼ねているため適切なジェルを適切に塗布することが重要。

ここの使い分けについては、実践編の記事で解説します!

未硬化ジェルについて

ジェルをライトあてると硬化すると、固まりきらなかったジェルが表面に残ります。これを未硬化ジェルといいます。

この未硬化ジェルというのは、どんなに長くライトに当てても必ず発生するものですが、次の層に塗るジェルとの密着を高めてくれる役割もあるため基本的にはトップコーティング以外の未硬化ジェルは拭き取りません。

そして、施術中に未硬化ジェルに埃などがついてしまって気づかずそのままライトにあててしまうと、一緒に硬化されてしまうのでダストや繊維が入らないように注意が必要です。ニットのお洋服を着てる場合も要注意⚠️

トップ以外で未硬化ジェル拭き取る場合

未硬化ジェルはある状態の爪の上はベタベタしています。

そのため、細かいラインをそのまま描くと滲んでしまったりぼやけてしまうことも。よりはっきりとしてラインを引きたい時やフレンチネイルをするときは拭き取ってあげてもOK◎

それで極端に強度が下がったりの心配はありません。

あとはシールを貼る時!拭き取らなくても貼れるシールもありますが、私は必ず拭き取ってます!

拭き取りが心配な時はクリアジェルを1層挟む

カラージェルの未硬化ジェルを拭き取るときに下のカラーも一緒に拭き取られ剥げてしまうことがあります。もう何らかのカラーやアートが塗ってあって拭き取りをしたい時は1度薄くベースジェルを塗布して硬化してあげましょう。そうすると硬化したクリアが1層コーティングされているので安心です。

ちなみに、施術途中で休憩したいときやトイレにいきたくなった時もこの方法がおすすめ◎

仕組みを理解すれば、応用がきく!

ジェルの構造や仕組みを理解すれば、自分に合った塗り方やアートに近づくことができます。アートのアイデアを出す時のヒントになることも。

ジェルネイルは、爪の状態や生活スタイル・職業で持ちが大きく変わってきます。持ちを良くするためにはまずは基本を理解してからその爪に合わせての工夫していくことが大切です。

回数を重ねるごとに自分に合った塗り方がわかってきます!

それぞれの層に塗り方やポイントは、実践編の記事でご紹介しますね☺️

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