「ジェルネイルってよく聞くけど実際どんなものなの?」「セルフネイルって私にもできる?」「そもそもどんな道具を揃えたらいいの?」
ネイルに興味はあるけど、なかなか始められない人も多いのではないでしょうか?
実は、ジェルネイルは仕組みや特徴、手順さえ知っておけばセルフでも十分に楽しめるネイルです。しかも他のネイルに比べても扱いやすく始めやすい◎
この記事では、「これからセルフネイルを始めたい!」と思っている方向けにジェルとはなんなのか、そして他のネイルとの違いをわかりやすく解説します!
ジェルってなに?
ジェルネイルとは、ジェル状の合成樹脂を爪の上で硬化させることによって形成・装飾するネイルを指します。
自爪の上にコーティングしていくような技法のため、厚みが出て補強にもなります。うるうるしたような艶も特徴のひとつ!
ジェルネイルの基本的な仕組み
ジェルの硬化というのは、ジェルに特定の光をあてて化学反応を起こし固体にさせることをいいます。
専用のライトが必要です。
光の違いについては、こちらの記事で解説しています。👉ジェルの硬化とそのためのライト
1度硬化すると、またジェル状に戻ったりはしないのでツヤツヤのまま!
また、専用の液体を使用してのオフ(取り外しの作業)が必要なジェルです。
ジェルにも種類がある
ジェルには「ソフトジェル」と「ハードジェル」があります。
それぞれの特徴があるのでネイルサロンでは状況によって使い分けますが、基本的にセルフネイル向けジェルはソフトジェルであることがほとんどです。
特徴 | ソフトジェル | ハードジェル |
強度・ツヤ | 柔軟性あり。艶は基本的になし。トップコート用のソフトジェルも硬化が足りないと艶が曇る。 | 強度が高く、ガラスのような艶 |
オフ方法 | オフ剤で溶かす | オフ剤では溶けないので削るしか方法がない |
長さ出し | 柔軟性があるので、長さ出しには向かないがおよそ3mm程度なら可能 | ロング(1cm以上)も可能 |
ハードジェルのみでネイルをするとオフがとても大変なため、トップコートだけハードジェルで仕上げる、など一層だけ取り入れる方法がおすすめ◎ハードジェルを一層プラスするだけでも強度が格段にアップ!
サロンでもオプションメニューとしているところも。
ちなみに、このソフトとハードの間の「セミハード」というジェルもあります。ハードほどの強度はないけど、アセトンにも万能ジェルです◎
ジェルネイルの特徴とメリット・デメリット
上記を踏まえて、ジェルネイルのメリット・デメリットはこちらです!
メリット | 厚みがあるので補強となる/基本的には3週間〜4週間もつ/オフが簡単/デザイン・アートの幅が広い/長さが出せる/艶が長持ちする/乾かす時間が不要 |
デメリット | 費用がかかる/正しく行わないと自爪に負担がかかる/ケアが必要/アレルギーやグリーンネイルを起こすおそれがある/伸びてきても装着中はカットできない |
このメリット・デメリットはセルフでもサロンでも両方に当てはまるといえます。
このように、正しく行えばメリットが多くデザインも自由度が高いのでジェルネイルを選ぶ人がとても増えてきています。
他のネイルとの違いは?
ジェルネイルについてなんとなくわかってきたけれど「マニキュアとどっちがいいの」という疑問も多いと思います。
ここからは、ジェルネイルとよく比較される他の3つのネイルの特徴をわかりやすく比較していきます!
ポリッシュ
ポリッシュとは、いわゆるマニュキュアのことをいいます。
ポリッシュネイルのメリット・デメリットはこちら!
メリット | 自爪を削ったりする必要がないため負担が少ない/ ジェルに比べて必要な道具が少ないため気軽に始められる・低コスト/オフが簡単なので塗り替えが楽 |
デメリット | 塗ったあとの乾燥に長時間必要/剥がれやすい 厚みは出ないので補強の役割はなし/艶があまりない/アートの自由度が低い/除光液を頻繁に使うことで爪が傷みやすい |
ポリッシュは、イベント時などのスポット的にネイルをしたい方におすすめ◎
また、フットのネイルはハンドよりも剥がれにくい傾向にあるためフットだけはポリッシュ派の方もいらっしゃいます。
ただし、やはりポリッシュは乾かす時間がネック。カラーや商品にもよりますが完全に乾くまでは6時間はほしいな、、、といったところです。寝る前に塗って起きると布団のあとが、、、なんて悲劇も🥲
スカルプチュア
スカルプチュアとは、長さを出す技法のことをいいます。一般的に「スカルプ」は「アクリルネイル」のことを指すことが多いです。
自爪の上に専用の材料で長さや形を形成していきます。この時に、化学反応を起こして約3分程度かけて硬化していくので完全硬化までに形をつくっていきます。ライトは不要。
ちなみによく聞く「ジェルスカルプチュア」はジェルで長さを出すことです◎
スカルプチュアの施術をするためには高い技術力としっかりした知識が必要なため、基本的にはネイルサロンでプロのネイリストに施術してもらいます。
サロンの中にはスカルプを取り扱っていないところも多々あるので、サロンでしたいという方は事前にチェックしてくださいね。
今はジェルでもある程度の長さを出せるので、自爪を削って装着するスカルプはデメリットが多いところではありますが作っていく段階でアートを埋め込んでいくでデザインスカルプができるのがスカルプの1番いいところ!
こんなかんじで、長さと強度をだしつつ他のネイルではできない奥行き感や立体感が出るので芸術的なネイルが楽しめます。美しい、、、✨️
メリット | 強度が高いため超ロングネイルも可能/非常に強度があるので折れにくい/立体感をだしたり、デザイン性が高い/爪の形の矯正が可能 |
デメリット | オフに時間がかかる/材料の匂いが強い/施術時間が長い/自爪を削るので負担が大きい/施術者の技術で持ちが大きく変わる/2週間周期で付け替える |
ネイルチップ
近年、市場が拡大しているのがネイルチップ。
好きな時に装着したり外したりができて、繰り返し使用できることが最大の魅力!
以前は、すぐ取れるので結婚式や成人式の前撮りなどの「その時だけつける」位置づけだったネイルチップですが接着剤の進化で日常的につけるものへ変化しています。
お風呂に入ってもとれにくい、取り外しも簡単。ということで需要がアップ。
価格がアートによっても様々ですが安価なものだと1,000円以下で購入が可能、アートがしっかりしてあるチップでも1,000〜4,000円程度で手に入ります。
メリット | 簡単に装着できる/自爪への負担がほとんどない/繰り返し使えるのでコスパが良い/イベント時だけの派手なアートも楽しめる/記念に保管できる |
デメリット | 強い衝撃や長時間の水仕事には弱い/サイズ選びが難しい/カーブなどが合わないと不自然にみえる/ 反り爪や鷲爪の方には装着が難しい場合も、、、。 |
セルフネイルに向いている人・向いていない人
ネイルにも種類があることを知っていただいたうえで、セルフネイルに挑戦したい方にはジェルがおすすめです!
ただし、やはりセルフジェルに向いてる人・向いていない人がいます。
セルフジェルネイルが向いている人
セルフジェルネイルが向いていない人
ちなみに、個人的には「手先が不器用な人はセルフには向かない。」とは思いません。
上手になるスピードに差は出てくるかもしれませんが圧倒的に楽しんでいる人のほうが上達します!
私もネイルスクール入学前には真っ先に質問したことは「私とっても不器用なんですけど、、、」でした😅
その時に「あんまり関係ないですよ」といっていただき、それは今となっては本当だったなと思います!
なので、「やってみたいけど自信がない、、、」という方にはぜひチャレンジしてほしいです!
自分で作り出す楽しさやワクワクが出てくるはず!
まとめ
まとめると、、、、
今回は、今さら聞けないジェルの基礎知識を記事にしました。
次回は、始める前に知っておきたい!ジェルネイルの仕組みについてもう少し詳しくご紹介したいと思います!